PICTA BLOG
更なる塗装技術の追求。

今日は12月とは思えないほど暖かい一日でした。ずっとこんな日が続くと良いけどね。

 

今日12月12日はおいらが名古屋から転居してきた記念すべき日なんですよ!

引っ越してきたのは今から7年前の2012年12月12日。

 

もちろんこの日を決め打ちして引っ越し日を決め込んだのではありますが、

何んてったって覚えやすい日ですから。ああー、もう7年にもなるのか!

月日が経つのは本当に早いと感じます。

 

 

さてさて、自分の体質改善も終わったのを機に塗装技術の更なる

向上を目指してこのところ研究を重ねております。

 

そこで今日のお題はクリアーコートについて語ってみようと。

クリアーコートは現在では当たり前のように仕上げ処理として定着していますが

大昔はそんな事はしていなくてラッカーの本来もつ艶を塗装技術で仕上げていました。

今はレタリングや表記等の固着、編成によるトーンの統一感も含めてされています。

 

当工房の特製品も初期の作品はクリアーコートの処理はしていませんでした。

しかし、インレタ等の関係で今ではクリアーコートが普通になってしまいましたが

このクリアーコートが実はいろいろと問題を抱えています。

 

クリアーコートと言ってもその仕上げに「艶あり」「半艶」「艶消し」の

3つの基本があります。艶ありならばクリアーをそのまま希釈して吹き付ければ

それで用は足りますが、半艶・艶消しならばフラットベースを添加する必要があります。

艶消しならば比較的簡単に調整できますが、半艶だとどうなるでしょう?

 

クライアントの希望もあって「やや艶がある半艶」という日本人独特の曖昧な

表現が製作者の頭を悩ませます。

そこで、これをクリアーするために(ダジャレじゃないよ!)数値化する事に。

 


DSC02734.JPG

 

ちょっと分かりにくい写真ですが下からフラットベース添加ゼロの状態(艶あり)から

艶消しの3段階でテストショットを作ったものです。

 

写真で気が付いた方もいるかと思いますが艶の度合いだけじゃなく色自体も変化して

いるのが分かると思います。絵具には変化はありませんが光の反射具合で

人間の目には変わって見えるのですね。

 

DSC02715.JPG

 

こちらの写真は艶あり状態と半艶状態を狙ってフラットベースを調整したもの。

 

DSC02719.JPG

 

こちらの作例は半艶から艶消しを狙ってフラットベースを添加したもの。

写真でもうお判りと思いますが既にこの時点で半艶を狙っていたものは艶消し状態に

なっているという事実。

 

つまりある一定の量を添加すると艶消し状態になってしまい

これ以上添加しても意味がないという事。

 

DSC02730.JPG

 

もっと添加してゆくとあとは更に白っぽく、ザラザラしてくるだけ。

検証の結果、艶あり状態から艶消状態になるまでの幅はフラットベースの添加が

かなりの微妙な量にコントロールされるという事。

 

 

こちらの写真は艶あり、やや艶ありの半艶、やや艶がない半艶、艶消しの4段階を

具現化したもの。こうして数値化しておけばいつでも希望のクリアーコートの

塗布が可能となる。

 

レシピはもちろんお教え出来ませんがいつかJAMのクリニック等で機会があれば

塗装技術全般をモデラーの為に公開してみようと考えております。

| atelierpicta2 | 工作日記 | 15:15 | comments(0) | trackbacks(0) |









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