PICTA BLOG
恵みの天気。

昨日、今日と穏やかな晴天に恵まれました。今年は雨が多くて仕事が

天気に振り回された年でもありました。

 

模型ショウの前から進めていた日車ベースの名鉄5500系。やっと塗装作業が

終了しました。ちょっとその前に未投稿だったところから。

 

 

参考資料の写真を見ながら図面にラインの書き込みをしてゆきます。キットは晩年仕様

なので昭和42年から44年ごろにかけて活躍していた時代を表現します。

 

 

マスキングのアンダーラインをノギスを使って入れます。皆さんはどうやって位置決めを

しているのでしょうか?おいらはこの方法でラインを入れています。皮一枚で線を入れないと

塗面が傷ついてしまいますのでちょっと慣れないと怖いかもしれませんが最後は「慣れ」です。

 

 

エコーモデルさんで買ったテープ切り出しジグを使ってスケール通り3,1mm幅で

テープを切り出します。

 

 

切りだしたテープをライン入れしたところに正確貼り付けます。

 

 

さすがに6両ともなるとその根気・集中力はさすがに時間を要します。

 

 

2種の前面のマスキングの回り込みの様子。このように顔が変わるとライン決めにも

工夫が必要です。

 

 

マスキングが終わったら6両一気にすぐにクリームを塗装します。

 

 

しばらく乾燥を待って静かにテープを剥がします。何十年この仕事をしていてもこの

瞬間だけはいつも緊張しますよ。ご覧の通りほとんど吹き込みなしでクリアー。

 

 

塗りあがったばかりの状態。メーカー完成はこの時点で色差ししてクリアー処理して

艤装に入るのですが当工房ではこのあと一番手間が掛かる仕事をします。

 

 

一番手間が掛かる仕事ですが一番仕上りに差が付く「研ぎ出し」。マスキングラインを

ペーパー掛けして極力なくします。これが本当に大変。当工房の塗装が綺麗なのは

このあたりの処理を行っているからで量産品ではコスト的に絶対に出来ない技法。

 

 

処理前と処理後の写真。上が未処理(赤のラインにテープの糊が付いています。)、

下がペーパー掛けしたもの。一目瞭然ですね。この後に戸袋Hゴムに色差しやナンバー

リングを施してクリアーコートする事になります。

 

 

写真はドアー手すり部分を磨きだしているところ。キットは真鍮製線材が入っていますが

作例は洋白線材に変えて(ドアーノブも同様に)塗装後に磨きだしています。

メーカー完成品は銀色で色差ししてありますが磨きだしだとステンレスの実感が出てきます。

 

 

ドアー部下のクツズリは磨きだしが出来ないので銀色にテープで養生してから筆で色差し。

このあとクリアーコートして屋根色の塗装に備えます。

 

ここまでで模型ショウが来てしまいましたので製作途中の見本で会場で展示していましたが

昨日から絶好の天気になったので一気に仕上げました。

 

 

屋根色の塗装が済んだ名鉄5500系2連晩年リバイバルカラーと未更新時代の4連

の共にクリーム+赤帯仕様。時代によって屋根の色が変わります。

 

 

4連未更新時代(昭和44年頃〜)の表現。クーラーキセ等もシルバーですが屋根色の

地は少しアンダーにして僅かな模型的なコントラストを狙ってみました。

パンタ台等も色分けしてみました。

 

 

一方2連晩年のリバイバルカラーは屋根色が明るいグレーになっています。

同様にパンタ台等も色分けしてコントラストを狙っています。この辺がセンスを問われる

ところでしょうか?

 

 

塗装作業がやっとおわりこれから艤装作業に入る前のショット。いい感じになりました。

後ほど紹介しますが2連リバイバルカラーである5513Fは偶数車と奇数車では無線

アンテナのカタチが違います。この辺もちゃんとクリアーしています。

 

写真はまだパンタ周りと無線アンテナの色差しがしてありませんが現在は終了して

明日から艤装作業に入ります。完成・納品は来週半ばから週末に出来上がると思います。

| atelierpicta2 | 工作日記 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |









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